2026.08.29
アコークローの空に、一番星。9月14日は細い月と金星が並びます
「アコークロー」。
沖縄の言葉で、明るくも暗くもない夕暮れ時のことをいいます。
「明るい暗い」が縮まった言葉だと言われています。
この時間の西の空を、少しだけ気にしてみてください。
日の入りから30分ほど、空がまだ藍色を残しているころ、低いところにひときわ強い光がひとつ。
金星、いわゆる「宵の明星」です。
ほかの星がまだひとつも見えないうちから輝きはじめるので、見つけるのに星座の知識はいりません。
そして9月14日、その金星のすぐそばに、生まれたばかりの細い月が並びます。
糸のような月と、青白く冴えた金星。
実は今の金星も、望遠鏡で覗くと月と同じように少し欠けたかたちをしています。
写真に撮るなら、木々や山のシルエットを一緒に入れると、”やんばる” らしい一枚になります。
アコークローは、キジムナー(*) が姿を見せる時間だとも言われてきました。
夜になりきる前のわずかなひととき、玄関を出て空を見上げてみませんか。
(*) = 沖縄諸島周辺で古くから言い伝えられている、樹木の精霊(妖怪)です。主にガジュマルの古木に宿るとされています。
