目指せ星空保護区

目指せ星空保護区

国頭が世界に誇る星空守るために

国頭の星空公園を
「星空保護区」に向かって

昨年8月にダークスカイ・インターナショナルの下部組織である星空保護推進機構が村内4つの観光施設(国頭村森林公園、やんばる学びの森、奥やんばるの里、安田くいなふれあい公園)を調査したところ、これら4つの施設は星空保護区に認定された地域に匹敵する「夜空の暗さ」があることがわかりました。

そこで国頭村は、世界自然遺産に次ぐ貴重な自然環境を将来に渡って保存しながら、星空保護を行い、生活に必要な灯を維持しつつ「不必要な光を制限」すること(光害)を目指します。

上記に加え、観光資源としても「満天の星空」を活用するために「4つの施設」を星空保護区に申請することとしました。

是非、国頭村の海岸や宿泊施設、家の庭先、ベランダから星空を見上げてください。世界に誇るべき星空をご覧いただけます。

星空保護区とは?

美しい星空を守るために「星空保護区認定制度(ダークスカイプレイス・プログラム)」という制度があります。この制度は「ダークスカイ・インターナショナル」という国際的民間組織が美しい夜空を保全するための基準を満たしている地域を星空保護区として認定する制度で2023年1月現在、世界201ヶ所の地域が、星空保護区(International Dark Sky Places)に認定されています。国内では3か所(2018年に西表石垣国立公園、2020年に東京都神津(こうづ)島、2021年岡山県井原市美星(びせい)町)が保護区の認定を受けています。今年、福井県大野市が星空保護区を申請、同年8月21日に認定されました。

光害(ひかりがい)とは?

光害とは照明の設置方法や配光が不適切で、景観や周辺環境への配慮が不十分なために起こる様々な影響をいいます。

光害を防止、改善することは野生動物の生息領域を守ることにもつながります。暗くなると防犯や足元が見えなくなり危ないのではないかと懸念される方もいますが、光害対策は単に暗くするということではなく生活に必要な灯は維持しつつ「不必要な光を制限」することです。

星や天の川が見える環境を保全することは、世界自然遺産の森とそこに住む野生動物たちを守ることでもあるのです。

DarkSky International提供

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