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二重星を見てみよう!

(写真)はくちょう座のクチバシ部分、二重星アルビレオ。宮沢賢治の銀河鉄道の夜では、サファイヤとトパーズと例えられる。

空に輝く星の中には、目では一つに見えても双眼鏡や望遠鏡で覗くと二つ重なっているものがあります。これを二重星と呼びます。

もちろん天球上で近づいて見えるだけで、実際にその二重星同士の距離は大きく、写真の二重星アルビレオも、それぞれの星は約60光年離れています。

今見頃の二重星をご紹介します★
・おおぐま座ζ(ゼータ)星 ミザール 北斗七星を構成する星の一つ。双眼鏡でも確認できます。
望遠鏡で見るとミザールAとミザールB、アルコルの3つを見ることができますが、実はこの3つもそれぞれ分光連星で、合計6つの星の組み合わせになるそう。  
・はくちょう座β星 アルビレオ 天文ファンにはお馴染みの天体(写真)。オレンジ色の3等星がβ1、青みがかった5.1等星がβ2。双眼鏡でも確認することはできますが望遠鏡がおすすめ。

比較的観測しやすいものをご紹介しました!国頭でも夜の早い時間は春の星、12時を過ぎてくると夏の星が観測できます。沖縄は梅雨入りしましたが、すきまの晴れを狙って是非星を見上げていただけると嬉しいです★

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