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今年の”中秋の名月”は満月ではない!?

9月に入り熱帯低気圧の影響でなかなか星空が見えない国頭です。

そんな中、来る9月17日(火):旧暦の8月15日は十五夜”中秋の名月”です。
昔中国ではこの時期たくさん芋が取れるということから、作物が豊富であることを神様に感謝するために、御供えをすることが起源とされています。

さて中秋の名月と聞くと満月のイメージがありますが、実は必ずしもそうではありません。
地球を中心とした月の軌道は実は楕円形で、地球からの距離としては35万7,000km〜40万6000kmと幅があります。よく聞くスーパームーンとは、その中で月が地球に近く、見た目も大きく見える期間の月のことを言います。

この距離の影響で、月は地球に近い時は早く、地球から遠い時には遅く動きます。
なので満月になる周期は、短い時は新月から14日目、遅い時は17日目に満月になる計算になります。
今年の中秋の名月は満月になる1日前の月となりますので、翌日9月18日が満月です。
ちなみに次に中秋の名月が満月になるのは2030年となっております。
とは言え、それでも十分に大きく明るい月ですから十分に楽しめます。

18:43に月の出です。

もしかすると雲の隙間から見ることが出来るかもしれません。
双眼鏡で月の海(月のグレーがかっているところ)を見るのもオススメです。
平日ではありますが、ぜひ月を眺めながらほっと一息、ついてください。

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