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夜空の宝石箱・プレアデス星団(すばる)

スマート望遠鏡で撮影

11月、20時ごろになると東の空にぼやーっとにじむような見え方の天体が現れます。
目の良い人だとこれが星の集まりであることがわかるはずです。
こういう星の集まりを「星団」といいます。

そして牡牛座の一部を成すこの星団は、日本でも古くから親しまれ、「すばる」という名で知られています。

特に沖縄では、この星団は「群星(むりぶし・むりかぶし)」と呼ばれてきました。
その密集した星々の輝きは、人々の生活に密接に結びつき、農業や漁業の時期を知る目安として役立てられていました。

世界でも、プレアデス星団はさまざまな物語や伝承に登場します。
ギリシャ神話では、7人姉妹「プレイアデス」の名を冠した星々として知られ、それぞれの星には姉妹の名前が付けられています。
その天体由来の昔話や神話的な背景を知ることで、星団観察の楽しみはさらに深まることでしょう。

双眼鏡を使うと、青白く輝く7つの星がはっきりと見え、その周囲に散らばる多くの星々の繊細な光も感じられます。
少し暗いところであれば観察できる天体ですので、見つけてみてください⭐︎

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