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いて座から知る、誕生日と夜空の星座の意外な関係

黄道十二星座の一つ、いて座(射手座)。
この星座が誕生星座とされる11月23日〜12月21日頃になると、夜空からほとんど見えなくなってしまいます。
一体なぜ、自分の誕生日の時期にその星座を見つけることができなくなるのでしょうか?

その理由は、誕生星座が「生まれた日に、地球から見て太陽の真後ろにある星座」と定義されているからです。
私たちは、太陽が沈んで夜にならなければ、星の輝きを見ることができません。
誕生日の時期のいて座は、昼間の空で太陽と一緒に昇り沈みをするため、夜間にその輝く姿を捉えることができないのです。

いて座を最高の条件で観測するには、次の夏を待つ必要がありますが、11月上旬であれば、かろうじて日没直後の南の空低くにその姿を見ることができます。

もしタイミングが合わず、いて座を見られなくても、どうぞご心配なく。
光害対策がしっかりと行われた国頭村では、漆黒の闇が広がり、今まさに土星が見頃を迎えています。
この時期、土星の環は例年よりも傾きが小さいため、望遠鏡で覗くと細い線のように見え、その薄さを肌で感じることができるでしょう。

国頭村へお越しいただければ、誕生星座の有無にかかわらず、都会では決して体験できない壮大な星空の輝きを心ゆくまで堪能できます。
この秋、最高の思い出を作りに、ぜひ国頭村へいらしてください!

辺戸岬から南方面に見えている射手座
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