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約15年に一度!稀少な「環が消えた土星」を捉えよう 

誰もが魅了される土星のシンボル、美しい輪。
土星本体の直径が約12万kmに対し、環の厚さはわずか数百メートル以下と極めて薄いものです。
2025年は約15年ぶりに、土星の環が地球からの視線に対してほぼ真横になる、見かけ上の「消失」現象が起こる稀少なシーズンです。

特に注目すべきは、宵空で見ごろとなる2025年11月24日です。
この日、環の傾きはわずか約0.45度で最小となります。
その前後(11月中旬〜12月上旬)でも、環の視認が極めて難しくなります。

しかし、これはチャンスです!
この時期に望遠鏡を覗けば、環の光に邪魔されずに土星本体の縞模様やタイタンなどの衛星群を集中して観察することができます。
次に今回よりも環の傾きが小さくなるのは2038年10月まで待たねばなりません。

「奇跡の森やんばる」を育む漆黒の夜空の下、この稀少な姿の土星を観察してみませんか。
光害対策がなされた国頭村でお待ちしております!

2023年10月国頭村森林公園天文台の望遠鏡を使用して撮影。 この時はまだ傾きがあったから見やすいが、今回真横から見る形になるため、消えて見える。

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