TOPICS

秋の夜空をひとつに結ぶ、アンドロメダ姫と海の怪物の物語

秋の宵、頭の真上に大きな四角形がぽっかりと浮かびます。
秋の四辺形。
ここから、夜空でいちばん登場人物の多い物語がはじまります。

四辺形をつくるのはペガスス座、そこから斜めに連なるのがアンドロメダ座。
近くにはカシオペヤ座とケフェウス座、東にペルセウス座、低い空にくじら座。
この六つは、ばらばらの星座ではなく一続きの神話です。

王妃カシオペヤが娘の美しさを自慢したことで海の怪物が放たれ、いけにえにされたアンドロメダ姫を、天馬に乗った英雄ペルセウスが救い出す。
その登場人物が、いまも空に並んでいます。

国頭村では10月中旬の21時ごろ、四辺形が高度70度を超えて、ほとんど真上。
寝転んで見上げたい高さです。
アンドロメダ座には、肉眼で見える最も遠い天体・アンドロメダ銀河。
250万年前に出た光が、外灯ゼロの森でようやく目に届きます。
そして東の低空には怪物くじら座。
冬になれば沖縄の海には本物のザトウクジラが訪れるのですから、不思議な縁です。

双眼鏡があれば、アンドロメダ銀河はぼんやりとした楕円の雲に。
物語を知ってから見上げる空は、まるで違う顔。
秋のやんばるで、星座たちの物語をたどってみませんか?

TOPICS一覧へ
TOP